――NGT48加入のキッカケは？

「NGT48には他県から移住して頑張っているメンバーも多い。でも、私は生まれも育ちも新潟で、小学校６年生のとき友達と一緒に第１期生のオーディションを受けたのがそもそものキッカケでした。

　当時は自分がアイドルになりたいって気持ちはあんまりなかったのですが、友達のお母さんに『優菜ちゃんが一緒に受けてくれるなら自分の娘も受けさせる』と言われて、なんとなく流れで……。で、結果は仲良く書類落ち(笑)。でも、そこから火がついたんです。『チャンスが来たらまた挑戦しよう！』って」

――そこからオーディションを受け続けたのですか？

「それが、うっかり２期生の募集は見逃しちゃって。知らぬ間に『あれ？　発表されてる！』みたいな。私、高校生になるまで携帯電話を持っていなくて。そのときは中学生だったから、ネットの情報とかあんまりキャッチできてなかったんです(泣)。
　その後、AKB48・チーム８のオーディションを受けたんですけど、これは落選。でも最終審査までいったことで、アイドルになりたい欲がさらに強まり、『よし、次こそは！』と思った矢先に世はコロナ禍。オーディションも開催されなくなって……。NGT48の３期生募集があったときは高校３年生になっていました。そのオーディションで合格して、活動がスタートしたのは高校卒業直後。アイドルという職業で社会人になったみたいな感覚でした」

――東京で活動したいと思ったことはありますか？ 

「それ、まったくないんですよ。むしろ地元でアイドルができて幸せだなぁって思って生きてます。私、地元が大好きなんですよ。他県に住んだことがないから比較はできないけど、時の流れがゆっくりしている感じが性に合ってるというか。新潟市のほどよい田舎感が居心地良くて。

　新潟で活動できるってとこでアイドルグループはNGT48しか考えてなかったですし、チーム８のオーディションも“新潟代表枠”の募集があったから受けたんです。だったら新潟に住みながら活動できるなって。地元から通えるとか、地元で活動できるっていうのが私の中では大きいポイント。

　お仕事で東京や他県に行くこともあるしそれはすごく楽しいけど、たまに行くから良いのであって。グループを卒業したとしても私はきっとここにいます。一生新潟にいるんじゃないかな。新潟愛、だいぶ強めです♡」

――ところで優菜さんは“ポ木ちゃん”と呼ばれていますが、由来は？

「SHOWROOMの配信中、画面を触ろうと腕を伸ばすと肩がポキッと鳴りまして。それが配信中に度々起こって、そこから『ポ木本』と呼ばれるようになり、略して“ポ木”。その響きが気に入っちゃって自ら“ポ木ちゃん”を名乗ってます」

――『史上最強に可愛いAKB48グループSHOWROOM王2025』ではグランプリを受賞した優菜さんですが、自分の強みってどんなところだと思いますか？

「良くも悪くもわかりやすいところ……ですかね。思ったことを全部口に出しちゃうし顔にも出ちゃう。全部が素で、つくったところがないから親しみやすいのかも。そういうところで人との距離が縮まるんじゃないかなって思います。

　ファンの方曰く、『姪っ子がアイドル活動を頑張っているから応援するか』みたいな感覚らしくて。親戚の子供とか、小さい頃から知ってる近所の子供とか、そういう存在？　そのへんを踏まえて、自分のことを私は“身内系アイドル”と呼んでます(笑)」

――これまでのアイドル活動の中で転機といえば？

「妹（木本杏菜）がNGT48の４期生として加入したことですね。アイドル活動を始めて今４年目で、その間には『自分が努力していけるところまではいったな、これ以上の展開はないかもな』って思ったこともあったんですけど、妹が入ってからは心機一転じゃないけど、また新しい展開をつくっていけそうと思えました。

　実際、11枚目のシングルでは妹と一緒に選抜メンバーに入ることもできて、また違ったフェーズに入った感がありました。『姉妹で選抜メンバーに入る』は、ふたりで立てた目標の１つだったので、それが達成できたこともうれしかったです」

――次なる目標は？

「目標その２は『ふたりでグラビア』です。妹はまだ高校生なので水着のグラビアとかじゃなくて全然いいんですけど、ふたりで誌面に載るっていうのが目標。目標その３は『木本姉妹でユニット曲を出す』です。姉妹仲が良いのも売りなので、“木本姉妹”で活躍の幅を広げていけたら最高です！」

木本優菜（NGT48）

生年月日：2003年6月17日／身長：160cm／血液型：A型／MBTI：ISFJ（擁護者）／出身地：新潟県／好きなもの：カニ／苦手なもの：苦いもの／趣味：アイドルの応援とドラマ鑑賞／特技：大きい声と水泳